
大相撲、栃ノ心関が優勝しましたね。
優勝が決まった瞬間も、いつもの同じ、変わらぬ様子だったとニュースで流れていました。それは、対戦相手を思いやる、大切な相撲道の精神に則ったものだそうです。
私は、妄想手帳術を通して「自分を大切に」とお伝えしていますが、誤解してもらいたくないのが、「自分を大切に」することと「自己中である」ことは、違うということ。
自分がこう思ったから、自分がこう感じたから、その気持ちや直感を大切にする。
これで間違いはありません。ただ、私たちは、一人で生きているわけではないので、相手の気持ちも考えなければ人間関係が成り立たなくなっていきます。かといって、相手の気持ちばかりを優先してしまうと、他人軸になり自分がなくなってしまいます。
では、どうすればいい?
それは「相手の立場に立って思いやる」気持ちを持つことだと思います。
そして「そんな自分を好きでいる」ことだと思います。
例えば、自分が優勝しました。負けた人の気持ちを何も考えずに、素直に喜びを露わにする。そんな無邪気な自分がスキなら、それはそれで良いと思います。
でも、相手の気持ちを思い、心の中で喜びを噛みしめる、そんな自分がスキだ、と思った場合、相手に与える感情には大きな違いがありそうですよね。
「それじゃ、結局自分を抑えてるじゃん、結局相手にどう思われるかを気にしてるじゃん」と思われるかもしれません。でも、相手のために、そうしてるんじゃない。自分のためにそうしてるんです。そんな自分がかっこいいと思うから。そんな自分がスキだから。
どうでしょう(^^)
「そんな風にしてしまったら、結局また相手に合わせてばかりになってしまいそう」
そう思われる方は・・・「小さなお願い」をするトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
例えば、彼氏が「今日は中華が食べたい!」と言いました。私は、何でもよかったけど、ちょっとおしゃれなカフェにでも行きたい気分でした。
いつもなら、「ま、いっか」と彼氏の提案通り、中華を食べに行く私です。
もし「自分を大切に!」と意気込んで「私はおしゃれなカフェに行きたい!」と言ったら?・・・自己中すぎてケンカに発展するかもしれません。笑
このような場合に、「中華もいいけど、私今日はオシャレなカフェにでも行きたい気分だなー〇〇のカフェ行ってみよーよ」と小さなお願いをしてみる。
どうですか?
これなら言えそうじゃないですか?(^^)
自分はどうしたい?➡どっちでもいい➡ほんとに?本当はどうしたい?➡こうしたい➡じゃあ、小さなお願いをしてみよう
この「お願い」というところが、「思いやり」だと思うんです。そんな思いやりが持てる自分ってステキだとおもいませんか?(^^)(サエコ)